会長を仰せつかって早6期12年目に突入致します。
                来年の改選時には、出来れば次の世代にバトンタッチし、協会の活性を促したいと思っております。
                さて、昨年も申し上げたように建築設備設計業界も様々な課題・問題が山積しております。皆様ご承知のように、ZEB化・カーボンニュートラル・BIMの導入・若い担い手・技術者の不足等です。
                ZEB化・カーボンニュートラル・BIMの導入については、技術的あるいは金銭的な問題であるので解決策はあると思っております。
                一番の問題は、やはり若い担い手・技術者の不足です。
                 この問題については、官民に関わらず今後さらに酷くなると思っております。
                 特に我々のような小さな事務所では、なかなか解決策が見受けられません。
                 一から育てると相当な時間と経費が掛かります。
                かと言って、中途採用の設計が出来る技術者がいない状況です。
                 慢性的な人手不足の状態ですので、諸官庁の発注案件の不調であるとか、建築事務所の仕事が受けられないと言った状態であります。
                  我々、設備設計事務所協会もこれまで以上に業界をPRし、何とか若い担い手・技術者を呼び込めるよう努力が必要です。
                 他力本願では、打開出来ないと感じています。
                  幸いにも近年、設備設計事務所の大切さを関係諸団体との交流によりご理解して頂いております。
                  益々交流を深め、意見交換を繰り返し業界全体で問題の解決策を探ってまいりたいと思っております。
                我々経営者は後継者を育てることが一番の優先事項で無ければならないことから協会設立時の「理念」を今一度理解し、これに基づき経営の安定化、若手・担い手の育成を優先し活動していく所存です。
                最後になりましたが、会員同士“切磋琢磨し”“刺激しあい”“自己研鑽し”“情報の開示”ができる協会を目指し、団結し、『輪』を大事にしたいと思っております。
                関係各位の皆様におかれましても、何卒変わらぬご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
              
              この法人は建築設備が人々の生活に与える多大な環境をかんがみ、建築設備は自然環境の安全に配慮し快適な室内環境を創造し社会の利便と能率の向上と経済性に寄与するもので、その建築設備の設計に携わる技術者は、社会模範に照らしてかしむことの無きよう品位、行動に対し常に自己喚起を心掛け、知識及び技術力の向上に励み、一般社団法人兵庫県設備設計事務所協会は会員相互の資料の提供及び融和に努めるものです。
      会員の社会的地位及び経済的向上の為の施策を立案し、実現に向かって行動することを目的とする。